Reportレポート
山口県防府市で開催された決勝戦。リーグ初参戦のSIRIUS(シリウス)と前年王者のCEREJA。予選では正確なパス回し、無駄のないショット、落ち着きながらも展開の速い攻撃を見せてくれたSIRIUS。一方で強気なDFから一気にダイナミックな攻撃へと展開させるシーンを見せたCEREJA。予選でも熱い戦いを見せたこの2チームに今回はどんな試合を見せてくれるのか会場中の注目が集まりました。
試合結果:SIRIUS(12) vs CEREJA(9)
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優勝チーム|SIRIUS主将コメント|藤吉 日向
2018年、『九州を盛り上げたい』という気持ちで立ちあげたSIRIUS。今年度、念願のリーグ参戦を果たすことができました。なかなか人数が揃った状態での練習ができず、チームとしての組織や戦術の確立ができないままリーグ開幕を迎えてしまった今シーズンでしたが、予選の試合を戦っていくうちに選手間でのコミュニケーションも増え、毎試合、プレーの修正ができていったのではないかと思います。何よりも、チーム創立からこれまで“ラクロスを楽しむ”という事にこだわってきたので、苦しい展開がありながらも、どの試合もチーム全員で全力で楽しみながら勝ちに繋げることができました。まだまだ未熟なチームですが、応援して下さる方々に変化を見せれるような、また、見ている人にも楽しんでもらえるラクロスができるようなチームに成長し続けます。中四国リーグでの、初優勝達成はチームにとって大きな成果でしたが、まだまだ発展途上です。この中四国リーグでの経験をしっかりと活かし、九州ラクロスの存在をしっかり示せるよう、チーム全員で全力で頑張っていきたいと思います。
ツイッター:@sirius_lax18
インスタグラム:@sirius_lax
準優勝チーム|CEREJA主将コメント|德永 愛弓
こんにちは。CEREJA主将のあゆみです。中四国リーグ準優勝という結果でした。前半からの立ち上がりが悪く、そこからうまく修正ができず負けてしまいました。予選でSIRIUSと試合をしたときの反省と対策を練っていましたが、うまく発揮することができませんでした。けれど試合中みんなで声を掛け合い、フィールドの選手もベンチの選手もスタッフもひとつになって試合に挑めたのは嬉しかったです。決勝戦負けましたが、これからのCEREJA の伸び代を感じさせる大事な分岐点となったと思います。
決勝を終えて、思うことが沢山ありました。今回山口県で決勝戦を行い、おおよそ四国が拠点のCEREJAとしては遠距離での開催になったにも関わらず、沢山の方々が応援に来てくださりました。試合中も声援が力になり、自分たちのペースを取り戻すことができました。学生時代、試合中応援の人たちで賑わっているのはよく見る光景でしたが、社会人になってまでこんなに沢山の声援の中試合ができることは本当に有難いことであり、CEREJAがいろいろな方々に支えられていることを感じました。この場を借りて、感謝の言葉とさせていただきます。CEREJAを応援していただいた皆様、中四国ラクロスリーグを運営していただいた皆様、そしてチームメイトのみんな、本当にありがとうございました。
インスタグラム:@cereja_lacrosse
MVPコメント|浦田 陽子(SIRIUS)
SIRIUS 浦田 陽子
このたびは、中四国クラブリーグにおいて、MVPに選出していただき、ありがとうございました。大学入学と同時にラクロスを始めて9年が経ちましたが、初めて自分が所属するチームがリーグ戦で優勝することができました。また、自分自身がこのような賞をもらうことができ、本当にうれしく思います。ラクロスを続けるか迷っていた中で、大学時代の後輩に声をかけてもらい、今年度よりSIRIUSの一員としてプレーをすることに決めました。温かく迎え入れてくれたチームメイトに感謝するとともに、全日本クラブ選手権では、チームに恩返しができるように頑張ります。チームメイトはみんな私より若いですが、その若さに負けないように誰よりもコートを走り回りたいと思います。また、MFとしての役割も果たし、大事な場面でしっかりとシュートも決めたいと思います。個人としてもチームとしてもまだまだ未熟なところが多いですが、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。
VPコメント|田中 遥(CEREJA)
CEREJA 田中 遥
「ちょっとこれ着て!」と言われるがままに着させられたのは、ラクロスのユニホームでした。それが私のラクロスとの出会いでした。寮に勧誘に来た先輩に強引に着させられ、煽てられ、浮かれ、気づけば入部し、クロスを手にしたあの日から9年。個人的な賞をいただいたのは、今回が初めてでした。
そんな話はさておき、予選で接戦の末、1点差で敗れたSIRIUSとの決勝。おそらく決勝でも接戦になり、気が抜けない試合になると思いきや、CEREJAの1Qは無得点でした。まずは1点取って流れをこっちへと思った矢先、さすがレジェンド#1なつけんさん、2Q開始20秒で点を取り、流れを作ってくれました。その後、最年少最重量#2もえが連続得点。やはり最重量なだけはあります。一時は、同点まで追いつくことができました。しかし、この試合で私が1番良かったと思う選手は、#4まおです。まおのセーブには本当に助けられました。私は、大食いの#6くまや、チーム1可愛い#8ひさえのアシストがあって取れた得点でした。決勝前夜、先輩に危ないからと止められたにも関わらず、公園のど真ん中で人知れず一人練習していた(偶然コンビニの帰りに目撃)まおに、私はVPをあげたいです。最後に、CEREJAの応援をしてくださった皆様、私に投票してくださった皆様、本当にありがとうございました。
Text by 中四国地区執行部広報担当 西江
Photo by 中四国地区広報部 次長加藤 梨子、倉重 孔隆
日本ラクロス協会広報部 LACROSSE MAGAZINE編集部