Reportレポート
1段目:Stephen,Judith,Annika,Sanne,Larry,Caroline,Caroline
2段目:Jan,Lindsey,Lucie,Jessica,Insa,Reina,Erika,Marisa,Seraphine
3段目:Brucie,Lisa,Nici,Sarasa
審判員|国際大会イベントレポート
【正式イベント名】2019 ELF Women’s European Lacrosse Championships
【日程】2019年7月15日~25日
【開催場所】ネタニア(イスラエル)
【日本からの参加審判員一覧】小鹿えりか:東海1級、橋本玲奈:関西2級、鹿野更紗:東北2級
【大会参加チーム、国】全16チーム(Israel,Germanny,Scotland,England,Ireland,Walse,Netherlands,Latvia,Italy,Switzerland,Czech Republic,Austria,Finland,Sweden,Norway,Spain)
【大会規模】グラウンドは1面で、ホテルから徒歩20分程度でした。審判はTD含め23人程(参加国:アメリカ、イギリス、オランダ、ドイツ、オーストラリア、スイス、カナダ、チェコ、ベルギー、日本)地元イスラエルの試合は観客も数十人いて応援も盛り上がっていましたが、その他の試合ではちらほら…という感じでした。
大会参加をした審判員よりコメント
●鹿野更紗審判員
私にとってはこのヨーロッパ選手権が初めての海外大会でしたが、正直海外の試合には全く興味がありませんでした。
英語も話せないし、仕事もあるし、どちらかというと初めは面倒くさい気持ちの方が大きかったです。
迎えた初日。この日は試合がなく、ほとんどの時間が英語でのsession。
実際の英語は想像していたよりもだいぶ速くて全体の3%程度しか聞き取れず、学生時代からもっとまじめに英語を勉強してくればよかったと激しく後悔しました…
2日目にはエルサレムツアーがありました。
有名な「嘆きの壁」も触ることができ、イスラエルを満喫できた一日でした!
3日目からはひたすら試合をこなしていきました。
基本的にフィールド1試合、もしくはフィールド+テーブル2試合のどちらかでしたが、毎試合フィードバックをもらえたので毎日自分の課題と向き合え、とても貴重な時間を過ごすことができました。試合後や試合間にはみんなでご飯を食べにいったりプールに入ったりと、日本ではなかなか過ごせないキラキラした毎日を送ることができ、とても充実した日々でした!この大会を通して日本と違うなぁと感じた部分は、試合後のMTGで良い反省が多いということです。「もっとああすれば良かった」、「あれファールじゃなかった?」という会話はほとんどなく(ただ聞き取れていなかっただけかもしれませんが…)、「ナイスコミュニケーション!」、「あのジャッジ良かったよ!」というポジティブな会話ばかりで、とても前向きな気持ちで2週間すごすことができました。一番びっくりしたのは、たった2週間でこんなにも他の国の人と仲良くなれたことです。ほとんど英語が話せない私のために、簡単な単語を使ってくれたりゆっくり話してくれたり、みんなとっても優しかったです!言葉が分からなくても、表情や声のトーン、ジェスチャーなどでなんとなく会話できるもんだな、と実感しました。
また、「ありがとう」、「お疲れ」、「頑張ろう!」などの日本語も覚えてくれて、すれ違う度に日本語で挨拶してくれました。毎日少しずつみんなの日本語が上達していくのは少し不思議な光景でした(笑)
この大会に参加できたことは、私にとって一生の思い出です。
最初は行きたくないと思っていましたが、本当にあっという間の2週間で、最後には「楽しすぎて日本に帰りたくない!」と思えるほど良い仲間と出会うことができました。
今まで海外大会はハードルが高いと思っていましたが、想像よりもずっとずっと楽しくて勉強になりました。もし迷っている審判さんがいたらぜひチャレンジしてみてほしいです!
●小鹿えりか審判員
「とても充実した大会期間だった!」
この一言に尽きます。思うようにジャッジができなくてしんどい思いもした日もありましたが、それ込みで充実した大会でした。
世界中の審判と仲間になり交流が深まること、自分の長所をぐんぐん伸ばしてくれるメンターと出会えたことは、私の財産となりました。
世界上位チームの試合を目の前で観られる臨場感は本当にすごいです!ぜひ海外大会へチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
●橋本玲奈審判員
私はこの大会を通してとっても充実した2週間を送ることが出来ました!
行く前は不安なことでいっぱいでしたが、行ってみると、一番不安だった英語についても、そこまで堪能でなくてもコミュニケーションは十分に取ることができ、楽しいことしかありませんでした!
日本では見られないようなプレーが見られたこともそうですが、海外の審判と共に試合づくりをすることができ、また毎日自分の課題を修正し続けることができるいい経験になりました。
自分の審判の世界を広げたい方、いろいろな国のラクロスを見てみたい方、ぜひ海外大会にチャレンジしてみてください!
Text by 小鹿えりか、橋本玲奈、鹿野更紗
Photo by 小鹿えりか、橋本玲奈、鹿野更紗
日本ラクロス協会広報部 LACROSSE MAGAZINE編集部