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2019年の第32回関東学生リーグ戦は8月12日 (月祝)に神奈川県(川崎市)・富士通スタジアム川崎にて開催されます。
昨年の関東王者は早稲田大学、準優勝東京大学でした。早稲田大学の優勝は5年振り7度目の優勝を飾りました。
今年の関東学生リーグも見逃せない大会となること間違いなしです。ぜひご注目ください。
ー第32回関東学生リーグ戦大会スケジュールはこちらー
関東地区のラクロス1部は12校所属しています。その12校をAブロックBブロックそれぞれ6校に分け、総当たりで戦います。
1部に所属しているチームは、各ブロック上位2校は決勝トーナメントに進み、第32回関東学生リーグの優勝チームを決めます。
優勝をしたチームは大学チーム日本一を決める全日本大学選手権大会へと進みます。
全日本大学選手権大会にて優勝したチームはクラブチームを含めた真の日本一を決める全日本選手権大会への出場権を獲得し、真の日本一をかけた戦いに挑みます。
<2019年1部Aブロック所属チーム>
早稲田大学(昨年優勝校)、慶應義塾大学、日本体育大学、明治大学、千葉大学、法政大学
<2019年1部Bブロック所属チーム>
東京大学(昨年度準優勝校)、成蹊大学、中央大学、立教大学、武蔵大学、一橋大学
男子1部Aブロックの見どころ
Aブロックは昨年、一昨年の王者早稲田大学、慶應義塾大学と昨年リーグ戦敗退の日本体育大学、明治大学、千葉大学、法政大学という構成になった。後者の四つの大学が二つの強豪大学にどこまで戦い抜くことができるか目が離せないブロックとなった。
早稲田大学は昨年の学生日本一、さらに全日本選手権FINALへと進出し、全日本制覇まであと一歩だった。圧倒的強さを見せつけた早稲田大学は今年もリーグ戦制覇し、二連覇することができるか。
慶應義塾大学は一昨年学生日本一に輝いている。しかし去年早稲田大学に王座を奪われてしまった。今年は王座を奪還すべく貪欲勝利の為に戦いを挑む姿は必見である。
日本体育大学は近年リーグ戦で結果を残し切れていない。強い日体大を取り戻すという思いを込めたスローガン「Regain」を掲げ再び日本一座に輝くことができるか注目だ。
去年明治大学は引き分けに苦しみブロック4位という結果だった。今年は「over」というスローガンを掲げ、今まで成し遂げたことのない関東制覇を目指す。HUSKIESに新たな歴史を刻むことができるか。
千葉大学の去年のブロック順位は5位とあまり良い結果を残せなかった。少ない人数ながら、自分たちを見つめ直し最大限の努力をする。今年は目標の学生日本一まで駒を進めることができるのか。
法政大学は去年ブロック6位と望ましくない結果だった。入れ替え戦を乗り越え去年の屈辱を果たすべく今年こそ学生王者を狙う。
男子1部Bブロックの見どころ
リーグ戦の抽選が行われた時誰もが早慶と別ブロックで安堵していたが、意外と実力差がないいわば団子状態のブロックになったなと感じたと多くの主将が話していたことが印象的だった。本当にどのチームがファイナル4に進出しても納得がいく抽選結果になった。
昨年度の結果から見てみると惜しくも関東決勝で早稲田に敗れた東京大学が今年は悲願の優勝を手にできるのかというところに注目が集まる。昨年度平均失点3点という驚異的なディフェンスの強さを見せつけたが今年もそれは続くのか。
また、昨年度創部史上初のファイナル4に勝ち進んだ成蹊大学はそのままの勢いで2年連続のファイナル4進出なるかというところにも注目が行く。また、昨年度の関東準決勝の東京大学との一戦で惜しくもサドンデスビクトリーの末に負けた雪辱を果たせるのか9月8日の東京大学VS成蹊大学の試合は必見だ。
昨年度惜しくも成蹊大学に敗戦を喫しファイナル4進出が叶わなかった中央大学。代が変わって今年の春に行われたSPリーグの結果を見ると中央大学の強さは倍増していることがわかる。中でも、フェイスオフの選手が主将という珍しい組織体制であるがいまの中央大学の勢いは間違いなく主将である佐々木淳が生み出している。今年のBブロックの最注目は中央大学であると言っても過言ではない。
昨年度無双を掲げて挑んだ久しぶりの1部の舞台では思うような結果が出なかった。代が変わり六大学戦で慶應義塾に初勝利を収めたことやU-22日本代表に最多の5人が選出されるなど今までにない勢いがあることは間違いがない。日本一を目標にした今年の立教大学には目が離せなくなりそうだ。
人数が少ない中で試行錯誤を繰り返し、ここ最近の新人戦での勢いが止まらない武蔵大学。今年のリーグ戦では全学年が新人戦で結果を残していることから今年のリーグ戦の台風の目となりうる存在になっている。切り替えの早さ、人数が少ない中での組織力の底力に注目してもらいたい。
2年前はファイナル4で慶應義塾大学に惜敗。昨年度リベンジを誓って挑むも結果は6位。5月に行われた東京大学との定期戦に7-5で勝利を収めるなど力をつけていることは確かである。2年ぶりのファイナル4進出に向けて古豪復活となるのか。
以上、魅力溢れる6校による1部Bブロックには目が離せないだろう。
Text by 1部A:尾崎侃凱光(日本体育大学) B:後藤駿太(立教大学)
Photo by 日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
日本ラクロス協会広報部 LACROSSE MAGAZINE編集部