Interviewインタビュー
2019年12月15日(日)第30回ラクロス全日本選手権大会が東京都・江戸川区陸上競技場にて開催されました。
今年の全日本選手権大会は全日本大学選手権優勝チームの早稲田大学と、全日本クラブ選手権優勝チームのFALCONSが対戦しました。
結果は4-9でFALCONSの勝利。FALCONSは全日本選手権大会12連覇をはたしました。
今回は全日本選手権大会のMVP選手であるFALCONS 44番 松下 立選手へインタビューをしました!
第30回ラクロス全日本選手権大会試合を振り返っての感想
まずは早稲田大学の選手にお礼を言わせてください。最後まで気持ちの入ったプレーをしてくれて最高な試合になったと思います。本当にありがとう、そしてお疲れ様でした。
試合は開始早々に1点取れたのが大きかったです。FALCONSは全日本選手権や江戸川陸上競技場に慣れている経験が出て、反対に早稲田はあれで浮き足だったように見えました。そのまま4-1で1Qを終わることができて、あの時点で試合は8割方決まったと思っています。
個人的には試合の流れを常に考えながらプレーをセレクトし、常に早稲田のDFに対してスコア、メンタルともに優位でいられるよう意識していました。
なので点が欲しい時はアグレッシブにゴールを狙い、余裕がある時はあまり自分では狙いすぎず味方に任しオフェンスメイクをするよう意識していました。
総じて落ち着いてプレーできていたので、2点差に詰まった時も含め逆転されるイメージや焦りは全くなかったです。
今年一年を振り返っての感想
チームは2on2に注力して取り組んできました。そもそもFALCONSは国内なら1on1の個人スキルで相手に対し優位に立てるチームですが、世界を見据えグローバルスタンダードな2on2に取り組むことにしました。
細かいスキルが重要になってくるし、DFのスタイルが日本と世界ではかなり違うので当初は上手くいかないことも多かったですが、日本のDFスタイルにマッチした2on2を諦めずに追求していき一定の成果は出せたと思います。
個人ではシーズン後半にMFからATにポジションを変更しました。今年から試合時間が20分減りポゼッションするチームが増えた為、1試合あたりのシュート数と得点数が減少しました。自分の得意プレーはミドルシュートなので、ゴールにより近い位置でボールに触れる機会の多いATに移り、得点数を増やそうとしました。結果、ATになってから毎試合3点取れているのでこちらも成果は出せたかと思っていますし、ATでプレーすることで自身のプレーの幅も広げられたと思います。
応援者へメッセージ
ラクマガウェブをご覧のみなさん、またFALCONSを日頃応援してくれているみなさん、いつも応援ありがとうございます!
みなさんの応援もあり今年も無事全日本選手権で優勝し12連覇を成し遂げることができました。
今年は、ルール改定や大会形式変更、主軸選手の怪我による離脱などもありかなり厳しいシーズンとなりました。
しかし、チーム全員が世界を見据え、目先の結果だけに拘らす、自分達のやると決めたことに対し真摯に取り組んできた結果が12連覇につながったと思います。
FALCONSはきっと来年も新しいラクロスに挑戦し、必ず13連覇を達成します。
是非試合会場に来ていただき、生で見て、FALCONSのラクロスを楽しんでいただければと思います。
来年も応援よろしくお願いします。
FALCONS 44番 松下立
Photo by 日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー 海藤秀満、日本ラクロス協会広報部 小保方智行
日本ラクロス協会広報部 LACROSSE MAGAZINE編集部