Interviewインタビュー

【Coaching Insider】杉村 基|北星学園大学男子ラクロス部、北海道教育大学女子ラクロス部

日本ラクロス協会が指導者向けに活動をしている部門であるJLAacademy とラクマガのコラボ企画!日本全国にいるコーチを紹介します!

<自己紹介>
名前:杉村 基(すぎむら もとい)
※北海道の人は「もといさん」って呼ぶので杉村だと知らない人多数
所属クラブ:Orcinus Orca
指導チーム:北星学園大学男子ラクロス部、北海道教育大学女子ラクロス部
出身大学:札幌大学
※自分の大学にはラクロス部がなく新規チームプロジェクトで勧誘に来た他大の女子ラクの先輩が可愛くて、ついて行ってラクロスを始めた。
→後にその先輩は憧れの北海道大学のロングの先輩と結ばれる。
コーチを始めた理由:当時合同チームでリーグ戦に出れたし、ユース活動で他大の友達が沢山出来だこともあって、最終的に自分しか札幌大学からは続ける選手はいなかったが、負けず嫌いが祟り気がついたらズブズブにラクロスにはまっていて、3年から強化部活動に参加するようになり、4年の終わりから北海道の強化部次長になって本格的に指導を考えるようになりました。
引退後自分のチームが強くなかったこともあり、北海道で常に1位であった北海道大学を倒したかった・・と悶々と考えていた時に北翔大学の選手からコーチを依頼され、教えた子達に想いを託して北海道制覇しようと考えたのがチームコーチを始めた理由です。

コーチ歴:
2010-2013 北翔大学男子ラクロス部 HC
2014-2017 小樽商科大学 男子ラクロス部 AC→HC
2018- 北星学園大学 男子ラクロス部 HC
2019- 北海道教育大学 女子ラクロス部 AC

コーチとして大事にしている3つのこと

①自分が1番ラクロスが好き
理由:ラクロス楽しくなかったら続けられないから。色んなことできるようになる楽しさや、競技としての面白さを1番に伝えたい。そのためには自分が好きじゃなかったら多分出来ないと思います。まだ自分が一番上手くなりたいと思って色々トライして、自分が本気で楽しいと思ってるからこそ、その楽しさ伝えられるかなと考えてます。

②我を持ってもらうこと
理由:自分の考え持ってる人が強いと思うから。我があるから発信できるし、何がやりたいからこうするって主体的に動ける。
自分が教えることや考えることは1つの基準ではあっても全てとは思ってないので。
学生に提案した時に反論してくる人が好きです。
反論の中身がまだ深掘り足りない事も多く、議論していくうちに深掘りでき、納得したり新たな答えが生まれる方がお互いにいいものになると思います。
ただ前向きで理由がある反論に限りますが・・
どうしたらいいですか?って聞いてくる人はどうしたいの?って返してしまいます。

③組織力の強化
理由:上記の我を持つことにもつながりますが自分と選手・スタッフの個々人で行なっている議論を学生内で行えるようにしたいと思ってます。
コーチがいない時間に選手・スタッフが自ら考えて行動できるように班を作るという形で場を整え、リーダークラスに対してのみアプローチするようにしています。
また、練習メニュー間のレビューも3人1組で議論できるものにして、少人数でいまの練習はどうだったか?と全員が発信できる場を増やしています。
コーチや先輩が大勢に対して話してる言葉はあんまり耳に入る気がしないので・・
そうすることで個人、そしてチーム全体が活発に考えれるものになるかなと考えています。
ただ、組織なのでチームで決めたルールを守ることにはうるさいのでそこだけは結構口だします・・

色々書きましたが、チームコーチとしては技術的なことよりも考え方や精神的なことを伝えることを大切にしてます。
自分が練習に年間行ける数なんて全体の練習数の4分の1程度でそこで教えて響くことなんてほとんどないと思います。(そんなにちゃんと聞いてくれてないのは分かってます・・)
結局は普段から深く考えてやれる個人が沢山いる組織が強いと思ってます。

最終的にはコーチは何も言わなくても自分達で全部動けるチームが最強かと思います!

その時には今のままの自分はコーチとして必要なくなるので、それまでに必要だと思われるようにできること増やしておきます!!

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