Interviewインタビュー
日本ラクロス協会が指導者向けに活動をしている部門であるJLAacademy とラクマガのコラボ企画!日本全国にいるコーチを紹介します!
<自己紹介>
氏名:本木健大朗(もときけんたろう)
所属:(18年)関西選抜AC、(18年)大阪教育大学HC〔女子〕、(19年)神戸女学院HC〔女子〕、(19年)近畿大学AC〔男子〕
出身大学:立命館大学 男子ラクロス部 (大学時代は関西選抜代表、U-21日本代表に所属)
コーチを始めた理由:数年前、地元である関西に戻ってきた際、ラクロス関係者と関わる機会があり、その際に指導者としてのお声をかけていただいたことが指導者になるきっかけです。
私自身、ラクロスでの活動により様々な経験を与えていただき、また数多くの知識や学びをいただけた事で大きく成長をさせてもらったので、今度は指導者として多くの学生に様々な経験を与え、一人ひとり成長していく姿を見守りたいと考えています。
<読者へメッセージ>
現在、指導者数は各地域の大学数またそこに所属する部員数に対して妥当な指導者数と感じられません。指導者数が妥当でなければ、様々な問題が今後出てくる事が懸念されます。(主に関西地域。)
今の学生達が健全にラクロスに取組めるように、社会人である私達がどの様な形でも良いので今のラクロス界に少しずつでも関わっていただけたらどれほど良いかと思います。
私がこのような事を言うのは大変烏滸がましい事であるかと思いますが、現在の伝えたい事です。
コーチとして大事にしている3つのこと
①学生達に考えさせる
ラクロスは大学から始められる方が多いスポーツです。
指導者として知識や技術、経験を与える事は大切な事ではありますが、教えたことをやらせているだけではその指導者レベルでしか成長しません。ある程度の知識、技術、経験が備わればどの様な事でも必ず考えさせます。
考えさせることで自発的、能動的に行動に移し学んでもらい、少しずつでも成長してもらいたいと考えています。
また、卒業後のどの様な局面でも、この様に活動したことを基盤に社会でも活躍してもらえればと考えています。
②距離感
指導者側に知識や技術、経験がある事とは言うまでもありません。
一方的に指導する事は部活動全体に指導するには適当な指導方法であるかもしれませんが、最善とは思いません。
学生はそれぞれの個性を持ち、同じ取組みであっても成長度合いは異なります。
部活動全体を成長させると同時に、各学生の現状に合った指導をしていく事も指導者としての重要な要素であります。その為には、学生との距離感を考え、何でも話し合える距離感を保つことが成長させる大切な事であると考えます。
③物事に対しても先ずは知るという事を心掛ける
部活動では、運営面やグランドレベルで様々な質問が寄せられます。
知識や経験上どの様な問題にたいしても学生の目線とは違う客観的な視点でアドバイスができますが、先ずは問題になった経緯や考えに至った経緯を先ずは知る事を心掛けます。
私は主に週末のみの指導にあたっている為、学生の生活をすべて把握しているわけではありません。先ずはどの様な経緯から質問するに至ったのかを把握、理解し、相手の求めている悩みに対して100%のアドバイスができればと心掛けています。
日本ラクロス協会広報部 LACROSSE MAGAZINE編集部