Interviewインタビュー
日本ラクロス協会が指導者向けに活動をしている部門であるJLAacademy とラクマガのコラボ企画!日本全国にいるコーチを紹介します!
<自己紹介>
名前:吉川博行
所属:大手前大学 女子HC/男子AC
出身大学:関西大学
コーチを始めたきっかけ:少年たちがその辺の公園で野球してたら知らないオッチャンが突然現れて指導しだす、そんな感じで関わってた時に「一緒にやりませんか」と当時の部員から言われた。
ラクロスの将来像ついて:オリンピックに採用されるのもいいですが、スポーツの1つとして、みんなが広い芝生でラクロスを楽しむ。そういう日本の文化を変えるツールになればいいなと思っています。
個人的野望:現状キッズラクロスのチームを作りたいとひそかに構想中。吹田市近辺在住の方ご協力ください(笑)
わたしが考えるラクロスの魅力:人間性を創る無限の可能性を持った競技と思っています。
世の中には答えが出にくい問題がたくさんあります。
ラクロスは未開発の競技故、試行錯誤の連続、様々な意見を持った部員同士のベクトルをまとめるためのコンセンサスを得る作業がたくさん。色々な悩みがある中「ラクロスに専念できない」という部員もいますが、それも「ラクロス」。
プレーヤーには、出来上がっていない競技から様々な困難経験を通じて人間力を高めて社会で飛躍してほしいと常に願っています。これを「人間ラクロス」と銘打ち「考える」ことを練習メニューを通して伝えるよう心がけています。
自分の可能性に気付いてほしい。
Lacrosse Makes Myself.
コーチとして大事にしている3つのポイント
①報恩感謝
人・親族・環境だけでなく道具にも感謝。キャプテン翼の名言「ボールは友達」はまさにその通り。
②ヒントを与える
「こうしろ!」と指示的にすれば、もしかしたらコーチとしては楽でしょうが限界を越える何かをつかめるのか。
個々人のプロセスを見つめ、最適解について一緒に考え、最終的な判断の責任をプレーヤー自身に委ねるようにしているつもりです。
その結果新しいスキルや戦術が生み出されるかもしれないと思っています。
③メニューの意味を考える
レストランのメニューを全て注文しませんよね。
メニューにとらわれて惰性的にやったり時間が来たから次のメニューという練習をやるのではなく、今、その練習で何が起きているかを見て、プレーヤー自身に促すようなファシリテーターとしての役割を意識しています。
同じメニューを続けるにしても、条件は変えます。例えばトリカゴで練習が終わる事もあります。
まだこのメニューを続けたい、と自発的に思わせる練習を意識しています。
日本ラクロス協会広報部 LACROSSE MAGAZINE編集部