Interviewインタビュー

中四国ラクロスへの想いに迫る~学連委員長、末益あそらインタビュー~

3月16日から18日にかけて岡山県で、「ラクロス全日本学生新人選手権大会~あかつき杯~」が行われ、全国から集まった1回生たちはそれぞれの全力を出し切り、大会を終えた。今回はそのような素晴らしい大会の指揮を執った中四国学連委員長の末益あそらさんにインタビューを行った。

 

————どういう経緯で中四国学連委員長になられたのですか。

3年生の時に学連執行部として活動していたのですが、その際、他大学の人たちと関わるのがすごく面白いなと感じ、他チームに仲間がいるともっとラクロスが楽しくなるとも思いました。そこで私が学連委員長になって、チーム同士のつながりを深め、私と同じような気持ちになってもらえる人を増やしたいなと思うようになりました。また、中四国地区は辞めてしまう人も多いし、部員数もほかの地区と比べると少ないから、少しでもチーム同士のつながりを増やしていきたいと考えました。

————-岡山大学男子ラクロス部のマネージャーとお聞きしましたが、マネージャーならではの気づきや仕事に生かしていることはありますか。

大会の運営の中の選手のスケジュール管理はマネージャーやチームスタッフがおこなっているので、選手のことを気遣いながら予定を組めるのはマネージャーならではの利点だと思います。

 

————-これから中四国をどんな地区にしていきたいですか。

ほかの地区に比べると技術的に劣る部分があるなと感じていて、いずれは全国大会一回戦を突破するようなチームを作っていきたいと思っています。そのためには、まず部員数を増やし、一つひとつのチームの規模を大きくしていくことが大切であると考えています。

 

————-部員数を増やすにはどんなことをしていくべきだと考えていますか。

ラクロスの面白さは他チームと関わりが持てることだと思っているんですけど、コロナ禍に入ってからは活動制限がたくさんあり、自チームだけでの練習だったり、大会も開催できないことがあったのでモチベーションを保つことが難しいと思うんですよ。だからこそ地区内でいろいろな関わりを増やし、楽しいなと感じてもらうことが大切で、そのようなエピソードをまた新入生に伝えていくことで興味を持ってもらえるんじゃないかなと思います。

 

————-今回のあかつき杯は新入生に話すことができるエピソードになり得ると思うのですが、今後もこの大会を開催するにあたって改善点などはありましたか。

全国大会ということもあり、いろいろな地区から集まってくるため、いわゆるご当地ルールみたいなものがあり、今回はその壁が分厚かったなと思いました。解決するためには中四国地区の運営全員がこの大会の規約やルールなど、統一しなければならないものを把握し、自分から動くことができるようになると地区の壁をなくすことができるようになるんじゃないかなと感じました。そうすると出場するチームももっと気持ちよく試合ができるようになると思います。

 

————-今年、中四国地区が30周年の年になりますが、何かやってみたいことはありますか。

30に絡めたイベントをしたいなと思っています。ぴったり30キロのシュートを打ってみたりとか(笑)でもまずは節目の年なのでお客さんにもっと来ていただきたいですね。コロナウイルスの影響でお客さんが遠のいてしまったので、それを取り戻せるような年にしていきたいです。

 

————-最後に中四国地区のいい所を教えてください。

普段距離は離れているけど、集まったときの運営力は高いなと思います。今回の大会もすべてがうまくいったわけでは無いけど、トラブルがあった際、それぞれで判断して対応してくれることがありました。そのような臨機応変な対応ができるのは中四国の学連の魅力だと思います。地区の魅力は人数が少ないからこその仲の良さだと感じます。大会を開けばすぐ仲が深まったりするのは大学数が少ないならではの良さなのかなと思います。

 

インタビューを進めていく中で末益さんのラクロス、また中四国地区に対する強い愛や向上心をひしひしと感じた。今年で30周年を迎える中四国ラクロス。学連委員長を中心として、ますます盛り上がる中四国に注目だ。

Text by 中四国地区学生連盟 広報委員会幹部  web担当 和家陶子

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