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1月18日、日本ラクロスの最高峰がここに!!日清食品presents第34回ラクロス全日本選手権大会特集!
2024年5月から約9ヶ月にわたって行われてきた2024-2025シーズン。いよいよその最終戦を迎えることになりました。
日清食品presents第34回ラクロス全日本選手権大会A1は1月18日(土)、東京都調布市で行われます。
大会情報
- 大会名称:日清食品 presents 第34回ラクロス全日本選手権大会A1(正式大会名称:第34回ラクロス全日本選手権大会)
- 大会英称:NISSIN FOOD PRODUCTS CO., LTD. presents Japan National Lacrosse Championship 2024
- 主催:公益社団法人日本ラクロス協会
- 主管:第34回ラクロス全日本選手権大会実施本部
- 会場:アクセス(飛田給駅から徒歩5分)
- 協賛:日清食品株式会社、サイボウズ株式会社、株式会社BS日本
- 後援:調布市
- 出場枠:全日本大学選手権大会優勝チーム(大学日本一)および全日本クラブ選手権大会優勝チーム(クラブチーム日本一)
- 開催日程:2025年1月18日(土)
対戦カード
女子試合:NeO(クラブ1位) vs 早稲田大学(学生1位)
男子試合:GRIZZLIES(クラブ1位) vs 慶應義塾大学(学生1位)
女子試合の見どころ
近年の女子ラクロス界を牽引してきた昨年の王者NeO。ここ5大会で4度の日本一を誇るNeOですが、男子ラクロスでFALCONSが猛威を振るっていた2010年代は、女子ラクロスは強豪ひしめくラクロス戦国時代に入っていました。2010年代の全日本選手権大会の勝利数は大学5回(明治大学2回、慶應義塾大学2回、関西学院大学)、クラブ5回(NeO2回、MISTRAL、NLC SCHERZO、Sibylla)であり、男子ラクロスと比べての大学とクラブの差がほぼ互角という時代でした。
そんな中、多数の日本代表選手を抱え、日本女子ラクロスの先頭に立って道を切り開いてきたNeOが2020年代は頭ひとつ抜けるような勢力図となっています。
「ラクロスから世界へ」。
そんなスローガンを掲げ日々ラクロスと向き合ってきたNeOは、2024年の東日本クラブリーグ戦にて他を寄せ付けない、世界基準のラクロスを見せつけて優勝、12月に行われた、全日本クラブ選手権大会決勝戦においても東日本クラブ2位のMISTRALを13-6で圧倒し盤石な形でクラブ日本一に輝きました。
対する学生日本一は、12月に行われた全日本大学選手権大会決勝戦で関西学院大学に勝利し、初の学生日本一に輝いた早稲田大学です。
今大会大旋風を巻き起こした早稲田大学は、過去最高成績が関東FINAL4で全国大会はもちろん関東FINALにも出場したことはありませんでした。
春の早慶戦で宿敵・慶應義塾大学に敗戦をして以降、自らを強く律することを学んだ早稲田大学。最後まで諦めない姿で今シーズンを戦い抜き、FINAL4以降ほとんどの試合が3点差に収まるシーソーゲームとなる中、その全てで心の強さを見せつけて見事初優勝を飾りました。
過去全日本選手権大会で優勝経験のある明治大学、関西学院大学を共に倒してきた早稲田大学。日本ラクロスの最高峰の舞台で「紺碧の空」は響き渡るのでしょうか。
女子試合情報
対戦情報:NeO(クラブ1位) vs 早稲田大学(学生1位)
試合開始:14:00 DRAW
チケット情報:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2455866
ライブ配信:https://www.lacrosselive.jp/lives/22bea171-a1f1-4b3e-9871-27ad6940f0a4
男子試合の見どころ
今年で34回目を迎える全日本選手権大会。全日本クラブ選手権大会優勝チームと全日本大学選手権大会優勝チームが「真の日本一」の座をかけて鎬を削る本大会、男子においては長年クラブチームが優勢となってきました。
全日本選手権大会を語る上で外せないのは、長年日本一の座を守り続けてきたFALCONS(東日本クラブ所属)です。
長年多くの日本代表選手を輩出してきたFALCONSは、2008年から2019年までで、前人未到の12連覇という大記録を打ち立て、現在に至るまで「FALCONSを倒すのはどのチームなのか?」という構図で日本男子ラクロス界が語られるほど、大きな存在感を放ってきました。
歴史の転換点となったのは、2021年のことです。当時FALCONSで主力メンバーとして活躍していたメンバーが独立し、新チーム「GRIZZLIES」が誕生しました。これによりFALCONSは弱体化を余儀なくされ、日本のラクロスはここからFALCONS、Stealers、そしてGRIZZLIESの3強時代に突入していくことになりました。
そんな混沌とした2021年シーズンのクラブを制したのは、長年FALCONSと日本一の座をかけて争ってきたStealersでした。
結成13年目にして初めてのクラブ王者となったStealersに挑む形となったのは、学生日本一の慶應義塾大学。
誰もがStealersが優勢と見ていた2021年全日本選手権大会は、後世に語り継がれる歴史的な試合となりました。序盤から慶應義塾大学は3年生エースアタッカーの中名生幸四郎選手を中心としたアグレッシブなオフェンスと、守護神藤井凱章選手を中心とした安定感あるディフェンスで試合を優位に進めます。
後半、Stealersも母校との対戦となった立石真也選手の活躍などもあり試合を盛り返しましたが時すでに遅く、結果は慶應義塾大学の勝利、12連覇という大記録を打ち立てたFALCONSが敗れたシーズンに、真の日本一の座に輝いたのは慶應義塾大学でした。
男子大学チームが全日本選手権大会で勝利を収めるのは、1998年以来23年ぶりの快挙となりました。
当時慶應義塾大学は3年生主体のチームであったため、翌2022年シーズンへの大きな期待を背負い、シーズンを迎えることになりました。リーグ戦から盤石な試合を繰り広げた慶應義塾大学は、全日本大学選手権を連覇、2年連続の真の日本一へと王手をかけます。
対して全日本クラブ選手権大会を勝ち上がってきたのは、FALCONSでした。リーグ戦ではGRIZZLIESと1勝1敗の互角の戦いを繰り広げたものの、総合的な勝ち点差により、1位がFALCONS、2位がStealersとなった東日本クラブリーグ戦のあと、FALCONSは見事な試合ぶりで決勝戦でStealersを下し2大会ぶりのクラブ日本一に輝きました。
連覇を目指すディフェンディングチャンピオン慶應義塾大学と、王座復権を目指すFALCONS。試合は、高い集中力で前半に大量得点を挙げたFALCONSが勝利し、2大会ぶりに真の日本一に輝きました。
一方で悔しいシーズンとなったGRIZZLIES。2023年シーズンに入った後も、FALCONS、Stealersになかなか勝利を収めることができず、苦難の道を歩いていました。
そんな中でも、なんとかたどり着いた2023年全日本クラブ選手権大会決勝戦。日本代表選手を多数擁するGRIZZLIESのディフェンスが見事に機能し、FALCONSオフェンスを圧倒。6-4で勝利し、初のクラブ日本一に輝きました。
GRIZZLIESは、そのままの勢いで「A1」にリブランディングされた日清食品presents第33回ラクロス全日本選手権大会A1で勝利を収め、初の真の日本一になりました。
今シーズンGRIZZLIESは東日本クラブリーグ戦から10試合負けなし、完全王者として2連覇に向かいます。
対する慶應義塾大学は2021年から3大会ぶりとなる日本一へ挑みます。
「若き血」か、「ラクロス界の新星」か。勝利を収めるのは一体、どちらのチームになるのか。注目です。
男子試合情報
対戦情報:GRIZZLIES(クラブ1位) vs 慶應義塾大学(学生1位)
試合開始:16:30 FO
チケット情報:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2455866
ライブ配信:https://www.lacrosselive.jp/lives/b353c25c-2873-47b3-89a1-8f619773709e
ラクロス全日本選手権大会歴代優勝チーム
男子最多優勝:FALCONS(13回)/ 学生最多優勝:慶應義塾大学(6回)
女子最多優勝:WISTERIA(8回)/ 学生最多優勝:関西学院大学(4回)