Columnコラム
東北地区Web編集部の東北大学男子ラクロス部の楠本祥喜です。
今回は2020特別大会が盛り上がる中、各チームの今年度主将に『来年以降に何を残したいか』を語っていただきました。
岩手大学男子・平出裕博さん
今年は「Bite The Ballet(嫌なことから逃げない)」をスローガンに設定した。
人は楽をしたい生き物だが、人の成長には辛いこと、嫌なことが付き物だ。
何か理由をつけて目を背けたくなるが、逃げずに向き合ってほしい。
乗り越えたものにしかわからない境地を知ってほしい。
それが当たり前だと感じられるようになった時、大きく成長できる。
来年スローガンは残らなくても、この姿勢だけは残し、継続してほしい。
岩手大学女子・小野寺日和さん
私は来年に、これからの岩手大学女子ラクロス部に希望と志を残します。
大学初の東北制覇を成し遂げ、どんなに厳しい環境でも、
努力と工夫を凝らせば勝てることを証明します。
勝てるチームにはブレない志が必要です。
志を持つには、自分たちならやれると信じること、
このチームで勝ちたいと強く思うことが大切だと思います。
私は、志が持てるチームを残します。
東北大学男子・竹岡拓人さん
「2020年学生日本一」。自分はこの目標に惹かれて入部した。
昨年決勝の舞台に立ったことで、今年、学生日本一を目指す舞台は整ったかのように見えた。
その分、全国大会がなくなったのは辛かったが、なにも学生日本一という目標を目指せなくなったわけではない。
”自分たちが達成したいから”、実現可能性がある限り、心から追い求める目標のため、
妥協せず本気で努力する姿で後輩たちに影響できれば良いと思っています。
東北大学女子・朝井舞さん
私は、「来年以降のチームに何かを残したい」という気持ちと共に、
「最上級生として後悔のない終わりを迎えたい」という気持ちを強く持っています。
この両方を実現するために、満足に練習できない状況であっても、
4年生として最後まで勝ちにこだわりラクロスに向き合うことで、
『逆境に立ち向かう姿勢』を後輩に残したいと思っています。
東北学院大学男子・武田賢人さん
私は主将として、練習へのひたむきさを後輩たちに示したいと思っています。
人数が少ない状況でメニューをこなすので、どうしても1人の負担は大きくなってしまいます。
そんな時に自分から率先してメニューに入ること、アフターで最後まで練習することで
プレーで魅せることを意識して取り組んでいます。
私はあまり説得力を出せるほど言葉が達者ではないので、
後輩たちには背中で引っ張るキャプテンを示したいです。
東北学院大学女子・阿部奈央さん
私は、今回の特別大会を「繋げる大会」にしたいと考えています。
私たち東北学院大学女子ラクロス部は8人で活動しています。
今年はコロナウイルスの影響がありましたが、特別大会が開かれることになり、
そして福島大学と合同チームを組めることに決まり本当に感謝しています。
後輩たちには、先輩が増えたような感覚でたくさんのことを吸収していってほしいです。
そして来年、再来年の大会に繋げていければと思います。
東北福祉大学女子・仁井麻乃さん
私は、福祉の絆を残していきたいです。
なかなかチームの練習ができず、チームメイトにも会うことができない状況で、
改めてチームの魅力や課題を振り返る期間になりました。
以前以上にチームを見つめ直す時間になったと思います。
今年の特別大会にチーム全員が福祉の一員として臨み、福祉の絆を深めていきたいです。
そして、来年再来年へと福祉の絆をさらに繋いでいってほしいと思います。
新潟大学女子・田口真由さん
今年は私たちにとって学生最後の年であり、異例の年でもありました。
前代未聞の状況にどう対応したらよいか、苦労することも多々ありました。
しかし、どのような状況の中でも、周りの力を借りながら常にチームのことを考え、
チームのために行動してきました。
いまだ先が見えなくても、主将として、4年生として、
最後まで決して諦めない姿を見せていきたいです。
日本大学工学部男子・安田真聡さん
私は、チームの「団結力」を来年も残していきたいと思います。
私たちのチームは人数が少なく、リーグ戦ではなかなか勝利を掴むことが出来ませんでした。
しかし、チーム全員勝ちたい思いは強く、試合においての団結力は他のチームに劣らないと思います。
その団結力を来年やもっと先の世代に残せるように、
残り少ない時間で主将として自分ができることを精一杯やっていこうと思います。
福島大学男子・馬場賢史郎さん
私が来年に残したいと考えていることは、
「ラクロス部を人間的成長を遂げることが出来る集団にする」ということです。
これは、今年度の活動の軸に据えた考えです。
単にラクロスに勤しむだけでなく、委員会活動など学生主体の活動が多々あるラクロスを通して、
人間力の向上を図ることが出来る集団となるようチーム作りをしていきたいと考えています。
宮城学院女子大学・東山令奈さん
私は、「熱い想い」を来年のチームに残したいと思います。
満足に練習ができない、例年通りの試合が出来ない、など
誰も予想していなかった状況ですが、それでもこのチームで勝ちたいという
熱い想いがあればどんな状況でも打ち勝つことが出来ます。
勝ちたいという熱い想いを今シーズン伝え続けます。
以上、各主将の想いでした。
大学の許可が下りず、特別大会に出場できないまま引退してしまった4年生も多い東北地区。
出場するチームは彼らの分まで、精一杯戦い抜きましょう!