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【開催前企画】日清食品presents第3回ラクロス全日本学生新人選手権大会~あかつきカップ~開催前に過去2大会を振り返る

2025年3月14日~3月16日に日清食品presents第3回ラクロス全日本学生新人選手権大会~あかつきカップ~(以下、あかつきカップ)が岡山県・美作市総合運動公園ラグビーサッカー場で開催され、新人戦で優勝した7地区の男女16チーム (開催地の中四国地区は2位も)が出場します。

開催を前に、「あかつきカップ」とはどんな大会なのか、過去2大会の様子を振り返りながら見ていきたいと思います。


第3回あかつきカップの出場チームや試合結果・動画配信はこちらをご覧ください。
日清食品presents 第3回ラクロス全日本学生新人選手権大会 ~あかつきカップ~ | JLA | 公益社団法人日本ラクロス協会

【開催前企画】日清食品presents第3回ラクロス全日本学生新人選手権大会~あかつきカップ~開催前に過去2大会を振り返る

 

そもそも「あかつきカップ」とは

「ラクロス全日本学生新人選手権大会 ~あかつきカップ~」とは、2016年に日本学生ラクロス連盟中四国地区(以下、学連中四国)の発案によりスタートした「あかつきカップ」がもとになっている2023年3月に全国大会として生まれ変わった大会です。

学連中四国の発案当初のコンセプトは、「全国の新人戦優勝、それに準じたチームで競い合いながら、交流ができる場を作ろう」でした。

 

全国大会になっても「交流」のコンセプトは生きています。第1回大会の様子。

2020年のコロナ禍で一旦開催が途絶えましたが、2022年に再び学連中四国主催で開催されます。

ただ、このときは九州・中四国・関西といった中四国地区に近い3地区のみでの開催となりました。

中四国地区事務局次長(2020年~)の堀由夏さんは、第1回あかつきカップ開催時、機関誌『LACROSSE MAGAZINE JAPAN 2022-23』のインタビューにこう答えています。

中四国地区事務局次長・堀由夏さん

『(2022年にあかつきカップが再開しましたが)翌年2023年の開催を考えたとき、中四国地区の学生連盟の主催のままでは、参加しない地区も多くあるだろうと思い、2022年夏に学連本部へ相談しました。

学連本部の古谷太一さんが新人育成に力を入れていたこともあり、公益社団法人日本ラクロス協会(以下、JLA)主催の全国大会にすることに賛同してもらい、力を借りることができました。

「全国大会を中四国地区で開催し、その運営を中四国地区のスタッフがする」ということが大事ですので、2回目以降も中四国地区で開催したいと考えています。中四国地区の会員が、全国大会を見に開催地へ行けばいいことなのでしょうが、中四国地区を活性化させるためには、全国から「中四国地区に来てもらうこと」が大事だと考えています。中四国地区で全国大会が開催されれば、中四国地区の選手も多く見に行くことができますし、試合を見た1年生が、「自分と同じ1年生が頑張っていて、こんなに高いレベルのラクロスをしているんだ」ということを知り、刺激を受けることで、中四国地区の選手のラクロスに対する意識が高まっていけばいいなと。』

 

 

第1回大会決勝戦(女子)オフィシャル席 

『私は常々中四国地区を強くしたいと考えているのですが、この「強くする」という意味には二つあります。一つは全日本大学選手権大会(以下、全学)に中四国地区のチームが出場するという意味の強さ。もう一つは、中四国地区の大会運営の力を上げるという意味の強さです。全学への出場は大学チーム1校の話になりますが、大会運営であれば中四国地区全体の取り組みなので、中四国地区全体の話となれば、中四国地区の活性化に結び付きやすいと考えています。』

試合の動画配信も中四国地区のスタッフが担当します

『新生「あかつきカップ」は「日本一を決める大会」ということをメインにこれからも中四国地区で開催していきたいと考えています。大学でラクロスを始めた1年生が「あかつきカップに出場したい、あかつきカップで優勝したい」と目指す大会になるよう今後も取り組んでいこうと思っています。』

「あかつきカップ」出場を意識した育成が始まる

こうして「あかつきカップ」は、2023年3月にJLAが主催する「4つ目の全国大会(全日本選手権、全日本大学選手権、全日本クラブ選手権に次ぐ)」として生まれ変わり、第1回大会が開催されました。

2泊3日と宿泊を伴う大型イベントはコロナ禍ではできなかったものであり、本大会はコロナ禍後を象徴する大会ともなりました。

第1回大会決勝戦 (男子)東京大学(白)対関西学院大学(青)

第1回大会決勝戦 (女子)日本体育大学(白)対関西学院大学(青)

第2回大会では、育成を担当する上級生からも出場する1年生からも「一年を通してあかつきカップを意識してきた」という声が聞かれました。

育成コーチの上級生からは「自分たちのときにはなかったから、『あかつきカップ』に出場できるこの子たちがうらやましい」という声も上がりました。

「あかつきカップ」2大会の出場チームと優勝チーム

ここからは、第1回と第2回大会に出場した各地区のチーム名と優勝校の紹介をします。

第1回ラクロス全日本学生新人選手権大会~あかつきカップ~

第1回大会特設ページ(JLA公式サイト)

 

日清食品presents第2回ラクロス全日本学生新人選手権大会~あかつきカップ~

第2回大会特設サイト(JLA公式サイト)

 

第3回大会でも各チームの育成の成果が存分に発揮され、頼もしいプレーが繰り広げられることでしょう。

「あかつきカップ」は新人選手の1年間の成長を発表する場としてももちろん、3年後の全日本選手権への過程としても大きな役割を果たすことでしょう。

あかつきカップへ出場する16校と、各地区で新人戦を戦った選手たちへのエールもよろしくお願いいたします。

 

【関連記事】

Grow The Game~あかつきカップ出場校のチーム作り〜 第1回:名城大学編

Grow The Game~あかつきカップ出場校のチーム作り〜 第2回:慶應義塾大学編

 

Photo by 日本ラクロス協会広報部 小保方智行

Text by 日本ラクロス協会広報部 岡村由紀子

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