Columnコラム
中四国地区Web編集部の沖田夏穂です。
中四国地区は10月17日(土)より中四国学生ラクロス2020特別大会が開催されています。
今回は2020主将が来年以降のチームに何を残すのかについて、安田女子大学主将の橋野春香んと徳島大学男子主将の小山楓生さんに語ってもらいました。
今まさにチームを引っ張ている主将の想いをぜひ読んでみてください。
はじめまして!
安田女子大学主将の橋野春香です。ポジションはセンターです。
橋野春香さん(左から2番目)
私は来年度以降も、一人一人が主役!というチームの雰囲気を残していきたいと思っています。
自分が主将になると決まった時から、1年間退部者ゼロであることと、学年関係なく全員が自分たちのことについて考えることのできるチームを目指してやってきました。
もうすぐで引退になりますが、退部者ゼロという目標を達成することができました。
もちろん私以外のたくさんの部員が協力してくれてのことですが、去年の夏の終わりから、退部したいと思わせないような雰囲気作りに全力を注いできました。
一人一人の個性を大切にしたり、できる限り1年生が主役の時間を作るなど、多くない部員数であるからこそそれぞれの良いところを引き出せるように考えてきました。
今では、私が気づかないうちに2年生だけで1年生のお世話をしてくれていたり、私が思いつかないようなアイディアを3年生が提案してくれたり、1年前からは想像ができないほど一人一人が責任をもってチームに関わってくれているということにたくさん気づくことができて嬉しいです。
試合で実際にコートに立っているのは10人ですが、25人全員で残りの試合を戦っていきたいです。そして、コロナの影響でなかなか本当のラクロスを見せることが出来なかった1年生に、衝撃を与えられるような、来年以降に繋がるような、試合になればいいなと思っています。
はじめまして!
徳島大学男子大学主将の小山楓生です。ポジションはATです。
小山楓生さん(左)
今年私たちが行ってきた活動について少し書かせて頂きます。
今年の活動を一言で表すと
「zoom活動」
ですね。
今年はzoomを活用した活動をどの大学もしてきたと思います。徳島大学も大いに活用させて頂きました。筋トレ・ミーティング・新歓などいろいろな場面で活躍しました。
ラクロス部に入っているのに、ラクロスができなくてずっとzoomをしている状況は、自分達は何部に入ってるんだろうと思ってしまうぐらいでしたが、オンラインでも部員と顔を合わせて取り組めることができて、モチベーションの支えになったと思います。
中でも特に、新歓に力を入れました。
コロナの影響で予定通りには新歓もできず、みんなで集まってミーティングもできなかったため、zoomで新歓のミーティングを何回も行いました。
大学に行けるようになって、部活動が少しずつできるようになって、やっと新歓ができるようになっても、例年通りの新歓はできないので、ラクロスを知ってもらえるように工夫しながら行いました。
SNSに力を入れて常にラクロス部のことを発信するようにしていたので、実際SNSを見て興味を持ってくれて、新歓に来てくれた子もいました。
そのかいもあってか、例年に負けないぐらいの1年生が入部してくれました。
これは予想していたよりも大きな成果でした。
ですが、目標には届かなかったため、今年の反省を踏まえて来年以降も頑張ってもらいたいです。
今年は大変な環境で、何事にもコロナだからと言い訳したくなる状況ではありました。
しかし、
そこで言い訳して立ち止まっていても何も起きないし、1mmも成長しないと思います。
そんな状況だからこそ、
何ができるか、どうすれば少しでも成長できるか
を考えて行動する事が大事だと改めて実感しました。
次の世代へ何を残せたかは正直定かではありませんが、
どんな状況だとしても、
諦めずに挑戦することができれば乗り越えていけると実感したと思うので、
これからも徳島大学ラクロス部を成長させ続けて欲しいと思います。
各チームが毎年取り組んでいることはもちろん、今の主将だからできたチーム作り、コロナ禍だからこそできたコミュニケーションの取り方など、様々なことに主将が率先して関わってきたことがとても伝わるコラムでした。
残り少ない学生生活、後悔しないようにラクロスを楽しんでください。